段飾りの登場人物

段飾りには宮廷の様々な役職の人々が登場します。明かりをつけましょぼんぼりに~♪で有名なひなまつりの歌『うれしいひなまつり』の歌詞にも登場しますので、なんとなく覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。このページではそんな段飾りの登場人物を探って見ましょう。

あ、一人だけ眉が無い!

 
お殿様とお雛様のすぐ下の段に並ぶのは三人官女。三人官女は、お姫様のおつきの女官でした。
しかも、楽器を奏で、歌を詠み、家庭教師もこなすとゆうマルチなお三方なのです。
その中でも一人だけ中央に鎮座する眉の無い女官がいます。これは、眉を剃り、お歯黒をつける既婚女性の習慣からで、おそらく年かさの官女長なのでしょう。あとの二人は若い女官です。おつきの女官にも世代のバランスが大切という事でしょうか。
ちなみに中央の眉なしの女官を挟んで、両側の女官のどちらが右でどちらが左かは、女官がどちらの脚を前に出して立っているかを見れば確認できます。台の外側の脚が前に出るよう左右の女官を立たせて下さい。
三人官女
 

野心あふれる若き五人囃子

 

五人囃子は楽団ですが、ただの楽団ではありません。
元服前の貴族の師弟なのです。アピール次第では宮中で重宝してもらえるかもしれないという少年達なので、彼らの心の中は野心に満ちているのです。
お囃子にもさぞかし気合が入っているでしょう。そう考えて見ると段飾りも一つのドラマが見えてきますね。
元服前なので髪型はお殿様とは違い、少年の髪型になっています。
ちなみに、五人囃子の並び順ですが、向かって右から謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓と音の大きい順に並んでいるんですよ。ご存知でした?

五人囃子

右大臣と左大臣ではどっちが上位か?

 
右大臣、左大臣はお殿様おつきの男性で、別名随身(ずいじん)と言われます。
お殿様と一緒に行動し、時には恋の橋渡しをする事もあります。朝廷では左側が上座、右側が下座となり、ひな壇に向かって右が「老」の左大臣、向かって左が「若」の右大臣として配置します。
「あれ?でもお殿様は向かって左が多いけど・・・」と思われた方は、なかなか鋭い!これは次のコーナーを見れば分かりますよ。
右大臣、左大臣

仕丁(してい)3人は宮中の雑用係

 

一番下の3人は仕丁(してい)、宮中の雑用係です。
身分が低い分、怒った顔、泣いた顔、笑った顔とそれぞれ豊かな表情をして楽しませてくれます。
人形のこういったストーリーを知ったうえで段飾りを眺めてみるといろいろ想像が膨らんでなかなか楽しい物です。
お子様にもお話してみてはいかがでしょうか。

次は、関東・関西の雛人形の違いについてです。

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